ニトリ:二種類のセミダブルベッドを比較してみた

昨年、私が使っているベッドが10年以上経ち、マットレスもヘタってきたので買い替えを検討しました。

「お値段以上」のニトリでセミダブルのマットレスを吟味。

少し腰痛があったので、かための物を中心に選んだのが、Nスリープ(ハード H1-CR セミダブル)。すでに納品から半年以上経って現在も使用中。

妻の方も今年7月になってから、こちらも10年以上使ったベッドの買い替えを検討し始め、最終的にニトリのシルキー(デュアルP HG セミダブル)を選択。

妻の方も少し背中や肩付近に痛みがあり、ヘタってきたマットレスが要因の一つではないかと考えていました。(ちなみに、夫婦仲は悪いわけではありませんが寝室は分けています)。

ニトリの2種類のマットレス(共にかため)が我が家にあることで、それぞれの寝心地についてレビューしたいと思います。

新しく購入したシルキーの実力は?

業者さんが組み立てて完成したシルキー

Nスリープとシルキーの寝心地を比較

すでにNスリープは使っていたことから、だいたいの感想は持っていました。

新しく購入したシルキーを使ってみて、正直どちらが良いのかちょっと寝たくらいでは分かりません(笑)。

ただ、寝心地はシルキーの方が良く感じます。反発力?というか、マットレスの厚みを感じながらも、その芯はしっかりと体を面で支えている感じがします。

ただ、半年以上使っているNスリープでも何ら問題はありません。腰痛も以前よりは治まっています。

敢えて欠点を挙げると半年ローテーションを行わないと、偏りを感じてしまうことくらいです(シルキーも同様か今後確認)。

・コスト重視ならNスリープ(シルキーより2万円程度の安価)

価格が安い方が良いならこちら。使い勝手や腰痛緩和は許容範囲。

・寝心地重視ならシルキー(Nスリープより少し上質に感じる)

Nスリープよりも反発力が強めに感じ、厚みのあるマットレスが心地よい。

実際に寝た感じは?

半年以上使用中のNスリープ

Nスリープとシルキーを使ってみた

新たに納品されたシルキーに初めて横になってみると、「硬い」が第一印象でした。

Nスリープと同じ「かため」でもシルキーの方が硬めに感じました。

お店の物よりも硬く感じました。当然ですが、お店の展示品は何人も座ったり横になっていることから、納品されたばかりの物と比較すると硬く感じます。

昼寝で使っただけですが、寝心地は明らかにシルキーの方が良く感じます。

購入した当時のNスリープの寝心地を思い出しても、シルキーの方が反発力は大きく、寝返りもしやすい感じです。

妻にもNスリープと比較してもらい感想を聞くと、シルキーの方が寝心地が良いとのこと(Nスリープは半年以上使った後の物なので、新品のシルキーとは差があるのは当然)。肩や腰の痛みはだいぶ和らいで問題なくなり、寝返りもしやすいと言っています。

Nスリープとシルキーの比較表

同じダブルベッドのマットレスですが、Nスリープとシルキーでサイズと重量が異なります。

どちらも上段と下段に分かれている、二層のポケットコイルを採用しているマットレスです。

Nスリープ シルキー
商品コード 2117000 2010177
マットレスサイズ 幅120×奥行197×高さ27cm 幅97×奥行196×高さ30cm
重量 約41kg 約36kg

ウレタン厚やスプリング数の比較表

Nスリープとシルキーについて、実際にマットレスの詰め物(スプリングを除く)の厚みを合計すると、シルキーの方が1.2倍厚いことが分かります。このことがマットレスによる反発力を強めている要因かもしれません。

また、へたりにくい高反発のラテックスが、シルキーには採用されていることが分かります。

詰め物 Nスリープ シルキー
マットレス上段_表面 綿(綿入りウレタン) 10mm 9mm
ソフトウレタン 10mm+20mm 20mm
ラテックス 10mm
ウレタン 15mm
ハードウレタン 20mm
マットレス上段_裏面 ソフトウレタン 5mm
ウレタン 15mm
マットレス下段_表面 ソフトウレタン 5mm
マットレス下段_裏面 ウレタン 15mm
合計70mm 合計84mm

次に、使われているスプリングの数と線径も比較してみると、スプリングの数が違います。シルキーの方がNスリープよりも1.3倍のスプリングの数です。

感覚的にはスプリングの数が多い方が、体を支えている面が細かく分かれるので、大きく沈み込むことがなく、体が受ける負荷が少ないように思います。

Nスリープ シルキー
マットレス上段 770個 960個
スプリング線径1.6mm スプリング線径1.4mm
マットレス下段 570個 770個
スプリング線径1.8mm スプリング線径1.8mm
合計数1340個 合計数1770個

シルキーの方が詰め物は厚く、スプリング数も多い構造ですが、重量はシルキーの方が軽くなっています(Nスリープ:約41kg、シルキー:約36kg)。

余談ですが、店員の方がいうにはNスリープはニトリが作っているが、シルキーはマットレスメーカーが作っているものだそうです。また、シルキーの方がNスリープよりも後から販売している新しいシリーズになるそうです。

まとめ

実際に二つの寝心地を比較してみると、シルキーの方が硬さを感じます。ただ、その中でもしっとりした上質感を感じる面があります。

その差に2万円を払えるかが、購入時の決め手となります。

繰り返しになりますが結論は以下です。

・コスト重視ならNスリープ(シルキーより2万円程度の安価)

価格が安い方が良いならこちら。使い勝手や腰痛緩和は許容範囲。

・寝心地重視ならシルキー(Nスリープより少し上質に感じる)

Nスリープよりも反発力が強めに感じ、厚みのあるマットレスが心地よい。

実際に展示してあるニトリへ行って、寝心地を試してみることをお勧めします。

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