赤道付近に出張するときに失敗しない持ち物リスト~シンガポール・マレーシア編~

初めて赤道近くのアセアン地区に出張する場合、何を持って行ったらよいのか悩んでしまいますよね?

日本が真冬の時に行く場合、服装も悩みどころです。

シンガポールとマレーシアに到着すると日本の真夏と同じで、日本との気温差が大きく体調を崩す人もいるかもしれません。

年に数回、アセアン地区やアメリカに出張している私が、暑い国に行くときに必要と思われるものをピックアップしてみましたので、参考にしてください。

ビザと入国審査

アメリカと違ってアセアン地区(シンガポール、マレーシア)に出張する際には、事前の電子渡航認証は必要ありません。

日本人であればシンガポールは30日間、マレーシアは90日間の短期滞在が許可されています。

シンガポールでは入国審査(イミグレーション)で入国カードの提出と指紋認証が必要です。

マレーシアでは入国カードは廃止され、指紋認証をするだけとなりました。

シンガポールで必要となる入国カードは飛行機内で配られますので、忘れずに入手しましょう。

入国審査もアメリカのように何か質問されることは、ほとんどありません。

過去に一度だけシンガポールで、名前を聞かれたことがあったくらいです。英語が出来ない私でも気軽にイミグレに臨めます。

仕事で忘れてはならない持ち物リスト

最低限の必需品は以下となります。これらがあれば、なんとか仕事はできます。

・パスポート(コピーを含む)

私の上司で、成田に着いてからパスポートを忘れたことに気づいた方がいらっしゃいました。

結局、搭乗には間に合わず、新しいチケットも買えずに出張自体が中止になったことがありました。

・飛行機チケット(Eチケット)

昔、中国出張のとき会社からのEチケットを、ろくに日付を確認しないまま出張に行ったときがありました。

途中、中国国内線の乗り継ぎで「このチケットは今日じゃない」と言われ、慌てたことがありました。何とか違う便に乗れましたが、会社からのチケットもきちんと日付と便名を確認した方が良いという教訓を得ました。

・お金(クレジットカード含む)

私の場合は、日本の空港で1万円を換金して、残りは現地のATMからクレジットカードを使って現地通貨をキャッシングします。

一人でタクシーを使っての移動や空港内で食事することもあり、現金を持っていた方が安心します。

・仕事用書類、またはデータ(USBメモリー)

プレゼン資料や技術データはノートパソコンに入れていきますが、もしものことを考えて必ず紙に印刷したものを持参します(縮小版で)。

英語が苦手なので、座席でプレゼンのシミュレーション練習も頭の中で行ったりもします。

・ノートパソコン(仕事用)

会社から支給された13.3インチのノートパソコンを、手荷物として持って行きます。

・ノートパソコン用ACアダプター

以前にACアダプターを忘れたことがあり、慌てて現地調達しました。

その時はマレーシアの秋葉原?のようなところで購入。コンセントは現地仕様なので日本では使えず、勿体ないことをしました。

・変換プラグ

3穴式のBFタイプ
3穴式のBFタイプを両面から見たところ

シンガポール、マレーシアは日本と違うコンセントが必要となります。

変換プラグは「3穴式のBFタイプ」となります。

一つの変換プラグを持って行けばシンガポールとマレーシアの二か国で使えます。

変換プラグを1個しか持って行かない方もいるかもしれませんが、私は常に2個持参します。

一つはノートパソコン用としてACアダプターに挿したままで、もう一つはスマホやタブレット用として使います。

スマホなどもノートパソコンのUSB端子から充電できますが、寝るときにノートパソコンを仕舞うと充電できないので、2個持参しています。

 

シンガポールとマレーシアでは電圧は少し異なります。

シンガポールは230Vの周波数50Hzで、マレーシアは220Vの周波数50Hzです。

日本では100Vの周波数は50Hzまたは60Hzとなります。

パソコンやスマホなどのACアダプターや充電器は100~240Vまで対応している製品が多く、変圧器は必要ありません。

ご自身の製品をご確認の上、使用してください。

ノートパソコンのACアダプター

便利な持ち物リスト

・ダウンジャケット

ユニクロのウルトラライトダウンジャケットは、非常に重宝します。

特に出発時に日本が真冬の場合は、必須アイテムです。

現地に着くと30℃を超える常夏の地域なので、脱いだときにコンパクトに畳めるのが大きな利点です。飛行機内が寒い場合にも使えます。

ユニクロダウンジャケット

飛行機内は必要以上に冷房が効いている場合があり、日本が真夏の場合でも半袖で過ごすのは辛いくらいです。

日本が真夏のときにダウンジャケットまで必要ありませんが、長袖の上着は必要になります。

・折り畳みエアークッション(お尻の下に敷く)

アメリカ出張の記事でも書きましたが、長時間座りっぱなしだとお尻が痛くなります。

参考アメリカ出張の持ち物リスト

アセアン地域も日本からは飛行機で、7時間くらいはかかります。

以前は対策としてネックピローを座席に敷いていました。

今はもっと便利な物を発見して、折り畳めるエアークッションを使っています。

お尻にかかる圧力を分散して、痛みを回避できます。

座席に座ったら息で膨らませて、お尻の下に敷けば完了です。

 

・日本製の常備薬

日本が冬の場合、気温差が大きいので体調を崩す場合に備えて薬を持って行きます。

現地調達は難しいので日本で買っていった方が良いでしょう。

私の場合は頭痛薬のロキソニンと風邪薬が必須です。

ホテルの部屋は冷房が効いていて、乾燥で喉を傷めるか、体を冷やし過ぎて体調を崩しやすくなります。

各自の体調に合わせた薬を持参した方が良いでしょう。

ちなみに下痢止めも持って行きますが、今まで一度も使ったことがありません。

見た感じ衛生的に問題がありそうなところで食事をしても、何故か一度もあたったことがありません。

・寝間着用衣類とマスク

ホテルの部屋は冷房が効いていて、寝るときにエアコンを切ると暑くなって目が覚め、付けると寒くなり、温度の調整が難しい場合があります。

その対策として、長袖Tシャツを持って行きます。

ホテルに薄手のガウンはありますが、それを着たままでは寝にくく、Tシャツとトランクスだけで布団を掛けて寝ても、途中で暑くて起きてしまいます。

体温の調整を兼ねて長袖Tシャツとトランクスを組み合わせて、布団を掛けて寝るようにしています。

その際、腕は布団から出して寝ると、私の場合は丁度よい状態で眠れます。

マスクは喉を守るために必要です。冷房を付けたまま寝る状態が多いので、喉が乾燥します。

仕事先に行って、声がガラガラですと仕事もイマイチ気が乗りません。

・海外用財布

日本円と海外紙幣は違うお財布に分ける方が便利です。

アセアン地区は国同士が近接しているので、出張中に何か国かに訪問する場合があると思います。

その場合、国ごとに紙幣が違うので国ごとに、お財布を用意するのは面倒です。

私の場合は国ごとに海外紙幣を分けて、訪問国の紙幣はマネークリップ+小銭入れを使っています。

・折り畳み傘

アセアン地区は雨季と乾季があります。シンガポールの雨季は11月~2月、マレーシアの雨季は10月~12月、3月~4月です。

いわゆる夕方に降るスコールが中心で、激しい雨になることもあります。折り畳み傘は、必要になるのでカバンに入れておきましょう。

・日焼け止め

雨季でも日中は刺すような日差しが強い熱帯地区です。

室内は涼しくても、一歩外に出ると日本の真夏と同じで、やはり日焼け止めは必要になるでしょう。

・虫よけスプレー

外で仕事をする方はもちろんですが、室内で仕事をする方も移動で外に出ることもあると思います。

基本は長袖・長ズボンで過ごした方が良いですが、半袖を着用する場合などは虫よけスプレーを持参するべきです。

デング熱などは蚊を媒体としているので、刺されないように注意が必要です。

まとめ

・日本が冬季のときにシンガポール、マレーシアに行く場合、気温差に注意。距離も意外に遠い(7時間くらい)。

・気候による暑さと、エアコンによる寒さの対策が必要となります。気温差によって体調を崩しやすい方は、寝間着用長袖Tシャツやマスクが便利です。

・上記で挙げた物以外に個人で必要な物などを加えれば、初めてのアセアン出張も難なくこなせると思います。

参考アメリカ出張の持ち物リスト

 

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