季節が暖かくなる時期を迎える前に、去年から懸案の網戸の張替えに挑戦してみました。
いざやってみると事前準備の大切さを痛感。これを読むと料金と共に注意点が分かります。
結論から言いますと、自宅の網戸に使われている網を押えているゴムの太さを事前に確認する必要があります。
一般的には太さ3.5mm、4.5mm、5.5mmの3種類があり、その中のどれかを採用しているアルミサッシが多いそうです。
特殊なものとして太さ2.5mm、6.8mmもあるとのこと。
これ以外にも失敗した事例を示して、以下に紹介いたします。
ベランダ側の網戸がボロボロ

2階ベランダ側にある網戸が昨年秋に、穴が開いてボロボロになっていることが判明。
当時はまだ暑い日も続いて、窓を開けても蚊などの虫が入ってくることがありました。
あれから半年して実際に見ると、想像以上に網に大きい穴が開いていて、これでは大きい虫も入ってきそうです。
それ以上に見た目も汚く、妻からは早く替えてと催促されていました。
業者に頼んでみることも考えましたが、引き取りなどが面倒ですし、自分でやった方がブログネタになるかと思い挑戦してみました。
いろいろ種類がある張替え網の選択
近くのホームセンターに行き、網戸張替えのコーナーを探すといくつもの網がありました。
「メッシュサイズ」、「色」、「大きさ」、「虫よけ成分有無」を自分で選択する必要があります 。
網のメッシュサイズ
まず、メッシュサイズですが、18、20、24などの数字が書かれています。
一見、数字が小さい方が網目のサイズが小さくて、虫が入りにくいと思われますが全くの逆です。
メッシュサイズとは1インチの間に何本の糸が使われているかの表示なので、数字が大きいほど網目のサイズが小さくなります。
今回私が選択したのは中間の20メッシュです。
網の色
次に色です。網戸はグレーが一般的と思っていましたが黒もありました。
黒の利点は室内から外を見た場合にグレーの網戸よりキレイに見えるそうです。
また、室内からは外が良く見えて、外から中を見たときにはマジックミラー効果が期待できる銀黒マジックというものもありました。
私は一般的なグレーを選択。一階の網戸を交換するときには、黒か銀黒マジックを選択しよう思います。
網の大きさ
大きさは網戸一枚分として90㎝×2mが一般のようです。
2枚の網戸分のサイズもありましたが、私は一般的な90㎝×2mを購入。
虫よけ成分配合
効果は分かりませんが、虫よけ成分に関しては最初から薬剤入りを探していたので迷わず選択しました。
暑い夜に部屋の明かりを目指してくる虫に対して、効果があることを期待。
虫よけ効果は約5~7年程度とあるので、実際はどうなるのか楽しみです。
網戸張替えに必要な道具を準備
張替え網(虫のイヤがる網 90㎝×2m) 税込1,188円

色は黒と迷いましたが、グレー色のタイプを購入。虫よけ薬剤としてエトフェンプロックスをつかっているという表示がありました。
エトフェンプロックスはどんな物なのか指定のURLで確認してみました。
ARINIX® の有効成分エトフェンプロックスは、作用機作こそ従来のピレスロイドと同じく昆虫類に高い効果を発揮する成分ですが、人や動物にきわめて影響が少なく世界保健機関WHOでは普通物※として分類されています。ですから、小さなお子様やペットにも安心。例えば、3歳児が毎日網戸1枚分の成分を一生食べ続けても影響はきわめて微少です。
http://arinix-jp.com/ami.html
網の樹脂にエトフェンプロックスが練りこんであり、薬剤成分が空気中に漂うわけではなく、内部から表面に徐々に染み出して長期間効果があるという説明がありました。
張替え網を買ってきただけでは、網戸の張替えは出来ません。
専用の道具が必要です。
押えゴム(太さが変えられるゴム 7m) 税込382円

事前に太さを確認せずにホームセンターへ行ったので、太さを変えられるゴムを購入しました。
手で剥くことで太さを3.5mm、4.5mm、5.5mmに変えられ便利物です。
網戸張替えコーナーに着いたときに、自宅の押えゴムの太さが分からずシマッタ!と思いましたが、太さが変えられるゴムがあって助かりました。
そこのホームセンターでは太さの違うゴムのサンプルが置いてあり、3.5mm、4.5mm、5.5mmの切れ端が箱に幾つも入っていて、自由に持ち帰られるようになっていました。
張替え用ローラー 税込360円

張替え網をアルミサッシの溝に、固定する押えゴムをはめ込むために使う道具です。
ゴムを均等な力で上から抑えることが出来るので、大変便利です。
張替え用カッター 税込382円

網戸を張り替えた後に余分な部分を切り取るためのカッターです。
ハサミやカッターでも代用できそうですが、キレイに仕上げるために購入してみました。
使い方は簡単で、張替え網を固定した後に、カッターの刃が内蔵されている部分を網戸の枠に押し付けながら切るだけです。
余った網の部分を引っ張りながら滑らせる感じで切ることができ、キレイに仕上げられます。
合計金額は税込2,312円。
実際の張替え方法
張替え手順は、張替えローラーに添付していた手順を参考に進めました。
張替え場所の確保

網戸は高さ2mくらいあるので、張替え作業にはある程度の広い場所が必要です。
私の場合は車庫で行いました。車を移動させそこにブルーシートを敷いて、その上で作業を行いました。
古い網の取り外し
ボロボロの網戸をまずは取り外します。
当初よりもだいぶ痛んでいる状態でした。
網を固定している押えゴムを尖ったドライバーを差し込んで外します。
ゴムを外したら古い網を取り外し、汚れている個所をブラシやタオルで掃除します(意外に汚れています)。


新しい網の固定

張替え作業時に網をアルミサッシに固定する道具も売っていましたが、今回はガムテープで代用しました。家にあるクリップでも代替可能です。
新しい網を固定して一つの角を押えゴムで仮固定。もう片側も仮固定してローラーで少しずつゴムを溝に押し込んでいきます。


うっかり失敗談
最初何を思ったのか、網戸の網の部分が上と下に分かれていたので、新しい網を横にして固定してしまいました。
途中、寸法がギリギリだと気付き、よく見ると新しい網を縦にして固定すべきで、余計な作業をして、新しい網に固定した痕を残してしまいました。

余分な部分の切り取り
ここで張替え用カッターが活躍。要らない部分を引っ張りながら、滑らすように切り取ります。
刃が内部にあるので安全に切り取り作業が可能です。

仕上がり
一部、失敗した固定痕も残っていますが、新しくキレイになりました。


まとめ
・掛かった時間は1時間くらいで、張替えの合計は税込2,312円。これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれです。
・業者に依頼するともっとキレイに仕上げてもらうこともできますが、引き取り時間なども考慮すると、自分で行った方がより早く安くできると思います。
・一人では網を引っ張りながらの作業は難しいので、二人でやるのがベスト。または、網戸を押えるためにクリップが必要。
・次は一階にある網戸交換に挑戦予定。枚数が多いので筋肉痛に注意しながら進めたい。
・網戸の張替え道具はネットでも購入できます。

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